First page Back Continue Last page Overview Text

Notes:


人は脳に精神的ストレスが加わると、皮膚に存在するC線維末端からのサブスタンスPの放出が増加します。
また、ヒトは紫外線などからの酸化ストレスに常に曝されております。
いずれのストレスも、かゆみの増幅に関与しており、皮膚疾患を抱える患者さんにおいては、まさに「ストレスのダブルパンチ」と呼べるかと思います。

皮膚疾患を抱える患者さんから精神的ストレスを完全に取り除くことは困難かと思います。また、人にとって呼吸することは不可欠であり、その際に産生される酸化ストレス(NO)から逃れることもできません。

そのため、このストレスのダブルパンチを制御することはかゆみの治療に有用だと考えられます。