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Notes:


インペアードパフォーマンスについて説明します。
日本語に訳しますと作業効率低下、となります。
花粉症患者さんでは、症状発現で集中力が低下すること、また薬剤の中枢抑制に伴う集中力低下により、インペアード・パフォーマンスが発現することから、今回、D-CATという注意機能の診断評価に広く利用されているスクリーニング法を用い検討しました。

スライドに示しますように数字がランダムに羅列されている用紙が渡され、60秒間に指定された数字を消していく作業を行います(1クール3回)。
消した数字の数と見落とした数から注意機能を評価します。
同じことを繰り返すわけですので、実施のたびに作業量は増加しますが、逆に症状発現や中枢抑制で集中力が低下し、作業量増加が鈍ることが想定されます。

※1クール3回実施。 (60秒×3回=180秒かかる)
 1回目:1文字だけ消す→2回目:2文字消す→3回目:3文字消す
  ⇒ 合計の作業数を評価