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NORO03-02507222056/野呂第三号4 ......

inhalts

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又或る時は女児が、便所のアンコの中に全身を落とし込んで頭髪だけが、アンコ内に見えそれを引き上げるのに随分とてこずったりした事もあって患者の殖える一面こうした事故の続発で院長先生の心休まる事も出来ず、ほんとうに申訳ないことの連続でした。  然し、院長先生は寛大なお心で、吾々のこうした大失態にも、お励ましの言葉を頂き今日あるを思うと、ただ感慨無量のものがあるので御座居ます。(中略)
最近は余り事故と言う大きな事故もなくなり患者も順調に増えて、現在定員百十名を相当上廻る程になり、安定した毎日が送れるようになった事を、この上もなく喜び且つ感謝しておりますと同時に、一層職員皆で仲良く患者の為に喜んで働き院長先生の意に添いたいものと念願しております。(後略)(第三号 安浦病院過去六年の歩みと私 Tu)

前施設を買取って順次郎医師が身を挺して頑張り、その出来事の様を 前施設から比較しながらの師長の想いが伝わってくるようだ。患者が、おそらく望郷の一念からの水没に直接立ち会う、それを必死に氷点下近くの底なしのような溜池に飛び込む院長以下職員の死に物狂いの行動、それでも患者は死んだ。。短い文章の間から、懊悩と言うものが、じかに伝わってくるようだ。他科とは違う精神科の日々。ただただ上り調子であれば、苦労もまた楽しいと言う通常の感覚から乖離したような複雑な想い。若き順次郎もそれをささえるスタッフたちもそのような、複雑な想いの交錯の中で、子どものためにがんばったのであろう。なくなった子どもたちの冥福をこころから祈る。順次郎先生、みなさん、本当にお疲れ様でした。