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coro01-02003152320/コロナと進化2 ......

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○Alu配列について
 人遺伝子のイントロンにはAlu familyというのがあってDNAの6kbの量あたり1個存在する確率だそうだ。遺伝子塊の両末端に短い繰り返し配列のあるものはトランスポゾン(transposon)あるいは、レトロボゾン(retroposon)である可能性。という。このAlu配列は、SINEという繰り返し配列群の一つだが、真獣類から人とマウスをわける力になったと思われている。サース(Sars)の研究のいくつかを見ているとにも 人の遺伝子配列とマウスの遺伝子配列を比較した文献が一つじゃないが、このあたりを念頭に置いているのだろう。
 おもしろいのは、インフルエンザが感染し人のレセプタにくっついたときのウイルスのノイラミニダーゼNu5Acというハサミが、膜を変化して、細胞内にエンドソームという風船に入って、細胞内に入っていく訳だけど、このノイラミニダーゼは、ヒトにもあるが遺伝子ははたらかない。それは、Alu配列がその近くにあることで、無効化されているらしい。非常に興味がある。非常に面白いというか、恐ろしい。