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○ウルバサつづき
インフルの迅速テストでは、ノイラミニダーゼを使って発色させるものが多いので、急激に増殖する最初の数時間から48時間で陽性になる。薬もこの感ノイラミイダーゼをつかってレセプタに結合して膜に穴をあけるところを阻害する薬が中心。いずれにしても最初の2ー3日が旬。別の方法としては、膜からでる糖鎖抗原の先端のシアル酸活性をノイラミニダーゼではなく、ウイルスのだす、BTP3-Neu5Acという別のシアル酸分解酵素をつかうと、蛍光を発色させる方法で、ウイルスの存在を証明する方法が考えられる。静岡大学で研究がさかんだ。同様の方法でのろウイルスを検出する方法は、既に島津製作所で作っている。(これを書いているころ、既に島津では、「出来た!」と発表したらしい。ツイッターで見つけた。)
さて、このの方法だと、そこにウイルスがあれば、そのハサミ(シアル酸分解酵素)で細胞に膜を開けようとするところを蛍光で見れるわけだ。これらを島津でも静岡大学でも、おそらく理研でもできるだろう。もともとコロナウイルスの研究はネコ、イヌ、犬に似た、というかコウモリがネコの顔をもつというか、このあたりの研究は、動物医学の方が人医学よりすすんでいて、岡山理学部獣医学科でもやっている。あそこは、level3以上のバイオ安全環境をもっているからウイルスの研究もできそうだし。
進化からしても ヒト、ウサギ、マウスは真アルコントグリレス類からわかれただけ、コウモリやハリネズミは、ネコ(イヌ)とローラシア獣類からわかれただけで、顔だけじゃなくてにてておかしくない。もともと同じ真獣類だから、ウイルスをトランスポゾンとすると、同じような繰り返し配列遺伝子をもっているだろうから、コロナがそのトランスポゾンと考えれば、納得がいくよね。
いずれにしても、イムノアッセイ("医務の圧制"って変換された!面白い皮肉だ)で、蛍光をBTP3-Neu5Acで発色して検出させれば、かなりの発明になるだろう。文献でも前に書いたウイルスなんかと広くやれるから、新種がでても、対応がはやかろう。